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2010年5月

2010年5月29日 (土)

めまい一周年

 昨年の5月29日の夜、突然、強烈な回転性のめまいに襲われて立てなくなりました。あれからちょうど一年。正直に言うと、十分に身体の自由がきかない苦難の一年でした。

めまいは、命に関わる病気ではありませんが、原因も治療法もはっきりしていないらしいのです。

不定愁訴、はたまた男性の更年期障害…いろいろなお医者さんが、いろいろなことをおっしゃいます。マスコミでも、インターネット上でも、たくさんの情報が飛び交っています。

私も、めまい専門医を含む四人の医師の診断と治療を受け、毎週鍼灸治療にも通いましたが、症状は一時的に軽減されるものの、この一年間、めまいからひとときも解放されたことはありませんでした。

毎朝起きるたびに、今日もだめだ!と確認する日々。かなり精神的にもダメージを受けます。

いろいろな対処療法をやってみて、最後にあるお医者さんから言われた言葉は、「めまいに馴れましょう!」。よくあることなのだそうです。

ああ、ついにそう医者にそう言われてしまった…、あきらめというか絶望的な気持ちになったものでした。

4月の終わりに、札幌東和病院で診療をしておられる七戸満雄先生のもとを訪れました。めまいの治療で世界的に有名な方です。

はやくから、めまいの主因がヘルペスウイルスの感染から起こるという説を提唱され、抗ヘルペス製剤の投与によって、数千人の患者を治療されてきました。

ただし、この学説は、学会では認められておらず(あるいは意図的に無視され)、未だ健康保険適用でもありません。

私は、七戸先生の治療によってめまいから回復した知人からこの治療法を聞き、インターネットで情報を収集し書物も読んで、はやく伺って治療を受けてみたいと考えていましたが、なにしろ札幌まで出向かなければならないこと、そして日程があわないことなどが理由で、11ヶ月の時を過ごしてしまったわけです。

やっとのことでお目にかかった七戸先生は、理性的でありながら極めて情熱的で方で、ご自分の信ずる学説の根拠について、切々と語ってくださいました。めまいと同時に、医学界の偏狭さと闘ってきた戦士の風貌をもちながら、患者の思いを深く受け止めてくださったのです。

「あんたのめまいは必ず治るよ」

七戸先生に協力している耳鼻咽喉科の医師の診察を受けたあと、二週間分の薬をいただきました。自費診療なので、けっして安価な薬ではありませんが、これにかけてみようと私は思いました。

薬を飲み始めて、すぐにドラスティックな効果が現れたわけではありません。一進一退のようでもあり、なんだかより悪くなったと感じた日もありましたが、何かが自分の中で動いていることだけは確信できました。

一週間たったころ、電車に乗り遅れそうになって、ホームを走っている自分を見いだしました。この一年間、走ることはできませんでした。

さらに、ふとめまいのことを忘れている自分にも気づきました。いつも、ずっと、意識し続けなければならなかっためまいなのです。

今も100パーセント症状がとれたわけではありません。ですが、明らかに一月前よりよい、一年前に近い、自分がいます。

これがプラセボ効果であるわけがありません。

私は、七戸先生に心から感謝し、尊敬の気持ちを禁じ得ません。そして、七戸先生がおっしゃるとおり、この治療法が、全国の医療機関で行われるようになることを、祈らずにおられません。

七戸先生は、めまいはほとんどの人で再発するとおっしゃいました。それも、ちょうど一年後、二年後というタイミングで…。今年は薬を飲んでいるから大丈夫だろうけれど、来年以降、カレンダーに○をつけておいたらいい…でも、以前より軽い症状になっているはずだよとまで、アドバイスをくださいました。

うれしかったのは、この薬の服用によって、二十年来の持病「三叉神経大後頭神経症候群」にも改善傾向が見えていることです。二十代の後半から、週末になると目の奥が痛んで、寝込まなければならないほどでしたが、このところ、この症状がほとんど出ていません。七戸先生によると、これもヘルペスウイルスの神経感染による症状であると疑ってみるべきだそうです。

やっと、一年ぶりに明るい希望が見えてきました。

また私の回復、または後退についてご報告します。

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